DifficultDays2

「西川さんfacebook読ませてもらいました。直接診れないから憶測でしか話すことができないけれど、症状としては頚椎から来ているのではないのではと思います。頚椎なら症状が悪化していてもおかしくないし、麻痺が広がっていく場合もあるけれど現状維持で数日来てるんですよね?腓骨神経麻痺の可能性あるので見てみてください。」


と、カメルーンから友人の医師が話してくれた。症状のでかたはほぼ一致。心配していた頚椎のダメージではないかもしれない心を満たしていた不安のガスが抜けていくような感覚だった。


「腓骨神経麻痺だと完治には23か月みたほうがいいです。安静が必要だし、オススメはできないけれど走れないことはないと思いますよ」


なんてこった!もうあかんかもなーと思ってた僕にとっては夢のような知らせだった。とりあえず現状での見解を伝えるために診療所の先生のところへ夕方向かった。


「そうかそうか、確かにその可能性はあるね。とにかくまたCTの結果なにか問題あれば君の友人に電話をいれるからね。元気でがんばりなさい。」先生はそう言ってくれた。


おっしゃ、首はまだ痛んでいるけれどあと数日したらいけるかも。明るい気持ちで宿に帰った。


「クリスマスはここで過ごすことにするよ。」と伝えた僕に宿のおかあさんガッツポーズ。


「あなたはもう息子みたいなもんやからね!おっきいけどね!笑」


思い通りの展開ではないけれど、こうしてまた楽しみなことや、嬉しことが起こっていく。いまあるもの、そのキラキラしたものを優しく抱いて明日からまた過ごそう。