ManuelAntonioPark

コスタリカのハイライト【マヌエルアントニオ国立公園】
高地のモンテベルデとは対照的に、海に面して蒸し暑く植物と動物が多く住む国立公園だ。
ナマケモノおるんやって!あと珍しい猿も!カエルもおるらしい!

テンションもしっかりあがって、意気揚々と準備していたら土砂降りの雨が落ちてきた。
お、おい。だいじょぶかこれ・・・。
ちょうどチャットしていた友達に雨やでー!っと書いたら、
「雨でカエルが出てくるかもよ!」と返信が来た。
そうか、そうか!カエルの気分で出かけたらいいんやな!

僕の皮膚はカエルと似とるかもしれんけど、服はぜんぜん似てへんので公園に自転車で到着する頃には
グッショリと濡れて、すっかりテンションは下がりきっていた・・・。
よ、よし!カエル待っとれよ!

こういうときというのはおもしろいもので、自分のテンションに合わせて見える世界が変わる。
まわりみんなが動物や虫を見つけ、望遠鏡で見せてもらうためのガイドをお願いしてはる(安くはない)。
三脚のついた、高級な望遠鏡を覗き、ワーオ!って歓声をあげてはる観光客の声を聞くたびに、
「あかん、僕もう絶対見つけられへんわ・・・」とまたテンション下がる。
その望遠鏡の先がはるか彼方の木の上を向いていて、僕の目で見えるはずがない・・・
あかんやん、あかんやん・・・・。

そうして絶望的な、そうかお金ってこういうときに使う覚悟がないとオトコにはなられへんのんかと
思いながら歩いていたら、自分たちで歩いているドイツ人のカップルが上を見上げていた。
「え!?なんか見える!?」と聞いた僕に、
「ほら、あそこ。木の端っこの枝の先を見てみて。モサッとしたやつがいるのわかる?ナマケモノだよ?」
なんともジェントルマンなお兄さんの声のままに、視線をたどってみると・・・・

お!あ!なんかおるー!
カメラで撮影して、拡大してみたらナマケモノの顔が見えた。こっち向いとる(泣
うぉりゃーーー!もうほんま今日来てよかったわー!サイコーやわー!
(ほんまこんなことでテンションってクルッと変わるよな)

それからは、ガイドさんやみんなが見上げてるところを見つけては「どれどれー?何がいる?」
ってみんなに教わったり、教えてあげたりしてすっかり公園歩きを楽しんでいた。
猿もいろんながおる。トカゲも。足だけ赤いカニや、砂浜にはアライグマにヤドカリもおった。
カエルだけは見つかれへんのやけれど、けれど心はすっかり満足。
いつのまにか雨も止んでいた。

望遠レンズがなかったので、なかなか鮮明にとはいかないけれどナマケモノも写ってます。
ほんでまとめると。みんななにかを見つけて、キャー!ワーオ!みてみてー!ってグループや
カップルで声かけあっているのに僕は
「あ・・・おる!(けど話しかける相手おらへん)」
となってしまうので、こういうのは仲間と行くのがいいなと確信した。
気楽でリラックスのひとり旅を久しぶりに寂しく感じた日にもなったよ!日々勉強だ!
ぼくは負けない!(どんなまとめ方や・・・)